仕事のファッションについて、


やれプロっぽく見られたいだの、

でも女らしさも忘れたくないだの、


そんな「服装一つできまるかっつーの」というもっともなツッコミはさておき



一人悶々としてた仕事と服装問題。。。



それが、先日、やっぱり!というか、なぜ!?という場面に出くわしたので記しておこう。



自分の戦略を意識的に立てたい女性にぜひ一読いただきたい


というか、いっしょにお考えいただきたい、


むしろ、アドバイスしてほしーの!的な


発見がありました。





先日私は飛行機に乗り、とある医学会に行ってまいりました。もちろん取材で。



かなり大規模な学会で

その都市のホテルやホールやらを何軒も借りきっておこなう

いわばお医者さんと医療関係者、そして製薬会社の全国大会。



取材の面でも、その場の独特の熱気ムードにもいろいろ得るものがあったのですが

それはさておき・・・・


面白かったのは

女医さんたちはみんなコンサバで

ややフレアぎみのスカートだったり、ハイヒールだったりで


いかにも「女医!」という感じで

女らしさのある凛とした女性が多かったのに対し、

(美人さんが多かったです)


栄養士さんや看護師さんやらは

(勉強熱心だったり、管理職だったりする方はけっこう熱心に学会に来られるのです)


カジュアルというか、地味で・・・

お化粧もそっけなくて・・・真面目な感じで、地味めな雰囲気の方々が多いように思いました。

(もちろん、そうじゃない人も。20代ぐらいの人はおしゃれな感じの人もいました)


全般としては、もうわかりやすいぐらい、

女のファッションって、職業を現わしているなあ・・・

とやや驚いたのでした。




昔は、男性のことを

「サラリーマンはサラリーマンらしいルックスになっていく」

なんて言っていましたが、

女性もまさにそう。



その場での私は


学会やらイベントの取材は黒のパンツスーツでなるべく地味な格好でいくので

(でも、ハイヒールなどは履かずに、動きやすいローヒール)


どちらかと問われれば、たぶん栄養士さんや看護師さんに近い地味めな女で、



でも、黒ぶちメガネなんかかけてて、妙な感じで、


あと、たぶんちょっとスーツをフォーマルに着こなし着れていない

(インナーで着崩してしまう。つい)


妙な人なんだろうなあ、と思いました。です。



完全に地味にはなりきれず、

かといって華やか方向にはいきづらく、

結局、少しカジュアル方面、あるいはモード方面に崩してみる。


うまく崩れていればいいけれど、

子どもっぽかったり、若づくりだったりする崩し方だとイヤだなあ。。。



20代前半のときのように、

家で一人ファッションショーもやらなくなったし(あれ、フツーはやらない?汗)

その結果、おしゃれテクがいくぶん下がっていると思われ。

(自分の中ではそう思われる)


昔ほどおしゃれに執着しなくなったはずなのに、

こう考え込んじゃうのはなんでだろう・・・・


と思ったら、

昔は、どちらかというと、自分の満足度がおしゃれの軸だったのに、

今は、人にどう思われるかがおしゃれの軸になったのだと


はたと気づく。



そして、いまだに私は自分がどう見られたいかが明確ではなく、

むしろどこかに落ち着くことを拒否しているのだ。



妙な職業意識と、

自分好みのおしゃれ心の

なおかつ、動きやすい格好を!

そして、さらに年齢の微妙な問題も加わっちゃって・・・


しっちゃかめっちゃか!

なんとも中途半端だと気付いたのです。


おしゃれとは、中途半端が上手につくれる人だと思うんですが。

それが無二の無造作やさりげなさを生みますから。


でも、その中途半端さには確信や思い切りが必要で、

私のバアイ、あれも欲しい、これも欲しいという意味での

中途半端になっているから始末が悪い。



あとたぶん、一般的な視点から考えると

職業柄、フォーマルというか、ビジネス仕様の格好に慣れてないタイプだと思うので、

自分仕様のアレンジをきかせて

変な中途半端にならないように気をつけようと肝に銘じた次第です。





というわけで、

まだまだ混迷のつづく働く私ファッション道でした。