窓を開けて夜風を感じながら、よしなしごとをするのがしあわせな時間♪
そうそう、前のお部屋がこちらに再掲されました。4度目。
さすがに、今回はイニシャル出演で・・・。
はじめに掲載された雑誌は若者向け風だったので
「ハズい!34歳(笑)」(当時)って感じだったのですが、
こちらの雑誌は、登場するお部屋のレベルも高く、年齢層もやや高め(笑)。
(というわけで、私の部屋はかなり見劣りするように思う)
面白いんで、フツーに雑誌として愛読しています。
こちらに載っているのは、前の部屋でして。
古くて、よくいえば?味のあるお部屋に住んでいました。
当時勤めていた編プロが経営の危機に陥りまして、
「会社潰れたら、部屋借りれなくなっちゃう!」
と、会社勤めのうちに・・・と慌ててお手頃な物件を借りました。(ちょっと変な行動・・・)
というわけで、家賃は抑えめで今の半分ぐらい。
古い家って、
風通しも良くつくられているし、
間取りもゆったりしているし、
木もたくさん使っているし、
収納も大きいし、
けっこう暮らしやすいんです。
で、すごい好きな部屋でありながら、
「オンボロでかっこ悪い~」と気に病んでいた私もいました。
だから部屋探しはずっとしていました。
でも、家賃を少しプラスして築浅物件を探すと、部屋や収納が狭くなったり、駅からすごく遠くなったり。
今の快適をあきらめないといけなくて、何年も部屋探しをしていました。
結局、やや予算オーバーめで今の部屋を借りたんですがね、
ほぼ満足しています。
古い部屋で私は毎日インテリアや収納をどうするかを考えていたのですよ。
あそこをうまく見せるには・・・アレを置いて、アレを作って・・・
真剣に考えていると、ひらめく。
そして、いろんな家具屋や雑貨屋、布屋、古道具屋で探し求めて。
あるいはすでにあるものをアレンジして。
まさに日々、創意工夫の世界でした。
使い古された部屋をよく見せるには、それなりの工夫が必要で。
もてるものの乏しさが、かえってオリジナリティを生んでいったのですね。
だから、取材されると
ココは実はこれを使っているんです。
ココはこうやって不便を取り除いたんです等々語るポイントがけっこうありました。
今の部屋もかなり好きですが、取材されても語るところがほとんどありません。
工夫する必要がないから。
たぶんね、もともとの素材ってあんまり関係ないんですよ。
少なくとも、絶対的要素じゃない。
ものにはやりようがある。
そうすれば、どんなものだってそれなりの形になるんだと思います。
またいつか古い家には住んでみたいと思っています。
今度は一軒家で。